魔女は天使の声色で囁く
 興梠修一郎はF2が夕方の来店客で混む前に寄った。先日出会った五月も来ていた。一度話をした程度の間柄なので修一郎はそのまま買い物を続け、五月も気がついたようだか普通に買い物をしている。
 内広舞は 二人が気になり時々視線を向けるのだが特に近づいて話をしたりとする様子は見受けられなかった。〈この前、親しげに喋っていたのはたまたまかな。私の考えすぎかな。〉と舞は思う。

 修一郎はいつものように半額の商品を買物かごに入れていく。半額なのでついつい多めに買ってしまい体重を減らしたい修一郎にとっては失態とも言える行為だ。
 修一郎が舞のレジを見ると人が並んでいたので、空いているレジに行き精算が終わるとサッカー台で買った品物をマイバッグに詰め始めた。
 すると後ろで声がした。
「あら、色男さんこんにちは。」
 修一郎は声で五月だと分かって振り返ったのだがその姿を見て驚いた。化粧のせいなのだろうか前回会った時より若くなっているように見える。
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