あなたが社長だなんて気が付かなかった〜一夜で宿したこの子は私だけのものです〜
あの日から礼央さんは急いで私の両親に挨拶をしに金沢に向かってくれた。
お腹の大きな私を連れ、怒られるのは必至だったが両親は礼央さんの名刺を見て溜飲を下げたようだった。
「順番が逆になり申し訳ありませんでした」
そう言って畳に頭をつけ謝ってくれる姿に両親とも返って恐縮してしまった。
私のことをよろしくお願いしますと頭を下げてくれる両親には感謝した。
会社では美香さんにまず伝え、産休に入るタイミングで礼央さんとの結婚を発表した。
美香さんからは大騒ぎになっているが社長は相変わらずのクールさよ、とメッセージが入っていた。美香さんは礼央さんと私と3人で先日食事をしたのでクールなイメージは変わったと話していたのでよほど表情に出ず、過ごしているのだろう。
当の本人である礼央さんは私の前では全く違う表情を見せる。
礼央さんのマンションに越してきた私は彼が帰ってくるのを今か今かと待ち、音がすると玄関まで走って迎えに行く。
「雪、ただいま。今日も一日元気だった?」
「はい」
私を抱っこしながらリビングへ戻る礼央さんは本当に力強い。
重たいからと言っても決してやめてくれない。
あと少しで新婚生活は終わってしまうからと
会社では見せない甘い顔を毎日私に見せてくれる。
そう、本当にあと少しで赤ちゃんが生まれてくる。
あの時には想像もしていなかった未来がここにある。
人生はどうなるかなんて本当にわからない。
でも私は彼のことならこの先ずっと信じていけると確信している。
END
お腹の大きな私を連れ、怒られるのは必至だったが両親は礼央さんの名刺を見て溜飲を下げたようだった。
「順番が逆になり申し訳ありませんでした」
そう言って畳に頭をつけ謝ってくれる姿に両親とも返って恐縮してしまった。
私のことをよろしくお願いしますと頭を下げてくれる両親には感謝した。
会社では美香さんにまず伝え、産休に入るタイミングで礼央さんとの結婚を発表した。
美香さんからは大騒ぎになっているが社長は相変わらずのクールさよ、とメッセージが入っていた。美香さんは礼央さんと私と3人で先日食事をしたのでクールなイメージは変わったと話していたのでよほど表情に出ず、過ごしているのだろう。
当の本人である礼央さんは私の前では全く違う表情を見せる。
礼央さんのマンションに越してきた私は彼が帰ってくるのを今か今かと待ち、音がすると玄関まで走って迎えに行く。
「雪、ただいま。今日も一日元気だった?」
「はい」
私を抱っこしながらリビングへ戻る礼央さんは本当に力強い。
重たいからと言っても決してやめてくれない。
あと少しで新婚生活は終わってしまうからと
会社では見せない甘い顔を毎日私に見せてくれる。
そう、本当にあと少しで赤ちゃんが生まれてくる。
あの時には想像もしていなかった未来がここにある。
人生はどうなるかなんて本当にわからない。
でも私は彼のことならこの先ずっと信じていけると確信している。
END


