最後の世界が君でよかった
どれくらい話しかけ続けたんだろう。
全然話せなかったかもしれないし、たくさん話せたかもしれない。
時間なんか気にしてられなかったから、全然わからない。
でも、翔太はいつも突然なんだ。
私が手を強く握ると、翔太もぎゅっと握り返した。
でも、次の瞬間今までで1番力が弱くなった。
すると、
ピーーーー
えっ?
翔太?
嘘だよね?
またいつもの冗談?
そんなの、今やらないでよ。
そう、翔太に訴えかけているとそばにいたお医者さんが口を開いた。
「3月14日19時28分、大杉翔太さんの死亡
を確認しました」
そう言うとお医者さんと看護師さんは病室を後にした。
全然話せなかったかもしれないし、たくさん話せたかもしれない。
時間なんか気にしてられなかったから、全然わからない。
でも、翔太はいつも突然なんだ。
私が手を強く握ると、翔太もぎゅっと握り返した。
でも、次の瞬間今までで1番力が弱くなった。
すると、
ピーーーー
えっ?
翔太?
嘘だよね?
またいつもの冗談?
そんなの、今やらないでよ。
そう、翔太に訴えかけているとそばにいたお医者さんが口を開いた。
「3月14日19時28分、大杉翔太さんの死亡
を確認しました」
そう言うとお医者さんと看護師さんは病室を後にした。