溺愛体質の先輩が甘くするのは私だけ。
プレゼント、とってもあげたい……。

けど……どんなものあげればいいかわからない。

というこで、いまは莉奈ちゃんの家で莉奈ちゃんに相談中だ。


「んー。なにがいいんだろうね」

「うん……全然わからない……」

「まぁ、あの溺愛先輩のことだし、『真白ちゃんからもらったものならなんでも嬉しいよ』とか言いそうだわ」

「あはは……」


たしかに先輩はとっても優しいから、あり得る……。


「んー……あ!じゃあ、おそろいのなにか買ったら?」

「おそろい?」

「うん、小さいぬいぐるみのキーホルダーとか!」

「あ!それいいかも!」


小さいくまちゃんとかのキーホルダーで、おそろいでつけられたらいいな……!


よし、先輩へのプレゼントはおそろいのキーホルダーで決定だ!


「私も莉央に買いたいものあるし、一緒に行かない?」

「あ、うん!やったー!」


その時、スマホが震える。


……?メール?

あ、先輩からだ……!!


ドキドキしながらメッセージを開く。

と……。


【真白ちゃん、今日暇だったら美味しいもの食べない?】


そんなメッセージが届いていた。


っ……た、食べたい……。

けど、それよりも先輩へのプレゼントを買わなくちゃ。

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