友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
「もしかして、それを伝えるためにわざわざわたしの家まで…?そんなことなら、先生も明日わたしに直接言えばいいのに――」

「ていうのはこじつけで、本当は向坂の顔がちょっと見たかっただけ」


半分開いたドアから、一之瀬くんの優しく微笑む顔が窺える。


すると、一之瀬くんはくるりと背中を向けた。


「じゃ、そういうことだから」


それだけ言うと、軽く手を挙げ、本当に行ってしまった。


「…待って!せっかくきてくれたんだから、せめてお茶でもっ…!」


慌てて呼び止めると、階段を下りようとした一之瀬くんが一瞬立ち止まり、ゆっくりとした足取りで戻ってきた。


そして、ドアに手をつき、わたしの顔を覗き込む。


「…向坂。男を自分の部屋に上げるって、どういう意味だかわかって言ってる?」

「えっ…。そ…それは……」
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