友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
「ねぇねぇ、向坂さんってなにかモデルとかやってるの?」

「え…?してないけど…」

「だって、すっげースタイルいいし!」

「それに顔もかわいいから、一般人ではないよなってみんなで話してたんだよっ」

「…ええっと。わたし…普通に一般人だよ?」


モデルみたいだなんて、言われたことがない。


「マジかよー!?一般人で、このクオリティとかヤバすぎだろ!?」

「ほらっ。うちのクラスの女子って、みんなフツーじゃん?でも向坂さんがきてくれたおかげで、教室内がパッと明るくなったっていうか…!」

「華があるよな!」

「それに、目の保養にもなるっ!」


そんなこと言ったって、このクラスの女の子たちだって十分かわいい。


そう思って、教室内を見渡してみると――。


女の子たちが、わたしを見ながらヒソヒソとなにかを話していた。
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