友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
一之瀬くんと会わない日々が続くこの夏休みの間で、わたしはそんなふうに思うようになっていた。



「そういえば、万里くんの写真とかないの!?」

「写真?あることはあるけど…」

「見せてー!」


由奈がせがむものだから、この前の夜景のときの写真を見せた。


「…うわっ、むちゃくちゃイケメン!しかもなんか大人っぽいし、同じ高校生とは思えないっ」

「そうだね。なんだか、余裕があるというか――」


とつぶやいて、わたしはふと疑問に思った。


…あれ?

そういえばわたし、万里くんの年齢…知らない。


勝手に同い年だと思っていたけど、実際のところ何歳なのか、どこの学校に通っているのか。


これまでに、万里くんが自分のことについて話したこともなかった。


ただ、わたしの『彼氏』ということだけで。
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