『始まったふたり。』最後から、始まる。ー番外編ー
「やっぱりスカートで行かなくてよかった
杉山におんぶしてもらえたから…」
アパートに着いて
歌笑が言った
「そのジャージ知ってる人に
会わなくてよかった」
「ホントだね
地元じゃ、もぉ着れないよね」
「普通それ着て外出できないだろ」
「私ぐらいか…」
オレの大きいジャージを着て
笑う歌笑がかわいかった
「夕飯まで少し時間あるけど
どーする?」
「んー…
汗かいたから、シャワーかりてもいい?」
「あー、いいよ」
「夕飯は、なんか一緒に作ろうよ!
冷蔵庫の中、なんかないの?
開けるね」
歌笑が冷蔵庫を開けた
「わぁ…イチゴ
イチゴしか入ってない」
「うん、歌笑が
イチゴ好きだって電話で言ってたから…」
「こっちでまだ買えるの?
地元のスーパーはもぉなかなかないよ」
「いや…こっちもないよ
歌笑来るから、食べたいかな…って探した」
「嬉しい
杉山、ありがと!
夕飯コレでいいや」
「オレがよくない」
「杉山いつも何食べてるの?」
「ちゃんと食べてるよ
コンビニの時もあるけど…
歌笑来るから外食がいいかな…って
買っておかなかった」
「じゃあ、あとで一緒にスーパー行こう!」
オレの計画ぜんぜん無駄だけど
歌笑が楽しそうにしてるから
ま、いっか…