『始まったふたり。』最後から、始まる。ー番外編ー
駅からアパートまで10分
歌笑と話しながら歩いた
毎日電話で話してるけど
「やっぱり、直接会って話すって
なんかいいね」
「うん、杉山元気そうでよかった」
「歌笑も…」
笑い方とか仕草とか
変わってない
何回も言うけど
かわいい
スーツケースを引く反対の手で
そっと歌笑の手を繋いだ
自然に繋げたかな?
「あ、すぐそこのラーメン屋
よくテレビに出る店なんだ」
照れ隠しで
どーでもいい話をして
歌笑の様子を伺った
久しぶりで
ドキドキした
「へー…そーなんだ
行ってみたい!」
歌笑の顔が
ちょっと赤くなった気がした
こんなことで照れてるオレたち
付き合ってから
何回も手も繋げないまま
遠距離になった