『始まったふたり。』最後から、始まる。ー番外編ー

「おじゃまします」



「どーぞ…
歌笑、疲れただろ
ちょっとゆっくりしよ」



「うん…」



歌笑がキョロキョロしたのが

かわいかった



「どーかした?
狭いけど、ごめん
その辺テキトーに座ってよ」



「ん、男の子の部屋来たの
2回目だな…って…
ちょっと緊張する」



「え…」



2回目って

え、待って

歌笑って前にも彼氏とかいたの?



「2回目…って…?」



「卒業式の日
杉山の家、行ったじゃん」



「あー…」



そーだった

オレの家

オレの部屋



あの日のことを思い出した



ドクン…



歌笑も

思い出した?



「歌笑、なんか飲む?」



「うん、なんかちょうだい」



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