ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜



「俺の裸見て発情した?」

「ぅ……っ」


「湖依って純粋そうに見えるのにね」


気づいたら意識がぜんぶ未紘くんに向いて――身体が未紘くんのこと欲しがり始めてる。


なんでもっと触れてほしいなんて思っちゃうの……?



「俺のこと欲しがってるその顔……たまんない」


苦しくて、もどかしくて、熱を早くどこかに逃がしてほしいのに。


イジワルな未紘くんは、ただ指で触れるだけ。


「……俺に何してほしい?」


そんなの恥ずかしくて言えない……っ。

でも、未紘くんがしてくれないとずっとこのまま。


「……その可愛い口でおねだりして」

「っ……」


「そしたら……とびきり甘いキスしてあげる」

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