ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜
ふと、前の扉のほうに目線を移すと。
「……あ。湖依いた」
「えっ! 未紘くん……!?」
なんとびっくり。
未紘くんがいるではないですか。
それに未紘くんの周りを女の子たちが囲っていて、すごいことになってるんですけど!
「キャー!! 青凪くん!!」
「どうしよ、いま目合ったかも……!!」
「かっこよすぎて無理!!」
女の子たちのざわめきがピークを通り越して、教室から廊下までみんなが未紘くんに釘付け状態。
ま、まさかこの騒ぎの原因は未紘くん!?
わたしが未紘くんのそばに近づいていくと、周りにいる子たちが「青凪くんのお世話できるなんて羨ましすぎるでしょ!!」とか「わたしも青凪くんに下の名前で呼ばれたーい!」とか「あんなイケメンが四六時中そばにいるとか心臓持たない!!」とか……。
も、ものすごく目立ってる……!
未紘くんが一般クラスに来るなんて珍しいし、すごい騒ぎになってるし。
でも本人は自覚なさそう。