ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜
わたしは一緒について行くことしかできなかった。
未紘くんと保健室をあとにして教室に戻ろうとしたら。
「ねー、湖依。まだ充電できてないよ」
わたしの制服の裾をちょこっと引っ張ってる。
「でも、もうすぐ次の授業が始ま――」
「ご主人様の言うことはぜったいでしょ」
逆らっちゃダメって。
強く見つめられて、何も言えなくなっちゃう。
***
こうしていったん校舎から抜け出して寮に戻ることに。
ソファに連れて行かれて座ると、すぐさま未紘くんがわたしの肩に頭をコツンと乗せて、横から抱きついてきた。
「はぁ……疲れた。湖依のこと抱きしめないと死ぬ」
「抱きしめなくても死なないです。今までだって死んでないじゃないですか」
「もう出会っちゃったから無理なの」
授業を受けてる間、少し離れてただけなのに。
未紘くんは、ちょっと大げさなところがあったり。