ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜



諦めかけたとき、ふと未紘くんのブレザーの袖口が目に入ってきた。


「あっ、ブレザーのボタンが取れかかってます」

「……いーよ。新調すれば」


「ちゃんとつけ直したらまだ着られます」


ちょうどソーイングセットを持ち合わせていたので、このまま縫っちゃおうかな。



「ブレザー脱いでわたしに貸してください」


寝起きの未紘くんは、なかなか言うこと聞いてくれないかな。


……と思っていたら、急に身体をむくっと起こして。


「ん……脱ぐ」

あっさりブレザーを脱いでくれた。


よしっ、これで未紘くんがお昼を食べている間にボタンつけちゃえば――。


「あわわっ、脱ぐのはブレザーだけでいいです……!」


なんでか未紘くんぜんぶ脱ごうとしてるんですけど!

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