俺の側にずっといろ、生涯お前を守る
第三章 ドキドキが止まらない
あっ、やだ、ボディーガードだった、だから私に優しく接してくれて、守ってくれるのは当たり前だった。

「まりえさん、食事出来ましたよ」

「は、はい、今行きます」

キッチンに向かうと、真山さんが椅子をひいてくれた。

「ありがとうございます」

「簡単なメニューですみません」

「そんな事ないです」

そして食事を済ませてシャワーを浴びた。

「自分もシャワーを浴びてきますので、早めに休んでください」

そう言って真山さんはシャワールームへと消えた。

リビングのテーブルに真山さんのスマホが置いてあった。

急にスマホが鳴った。

誰?彼女かな。

「まだお休みにならなかったのですか」

真山さんは上半身裸でバスタオルを頭から羽織って出てきた。

「服来てください」

「すみません、いつもの癖で」

私は男性の裸に免疫がない。

お父様でさえも私の前では裸を見せない。

真山さんは鍛えられているせいか、筋肉が程よくついていて、頼もしい限りだ。

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