キミの同担拒否
「......あのね、琉唯と付き合ってなんかないよ」

「??」

「...おとめの琉唯への気持ちを知りたかった。
こんなにおとめが傷付くと思ってなかったの...本当にごめん」


そう言って静かに涙を流すあおい
続けてあおいはこう言った



「...最近おとめと琉唯、仲良いじゃん?私はおとめと何年も親友だから、分かっちゃったの。
おとめが琉唯に恋してるってこと。だけど、おとめは琉唯を推しだ、って言ってた。
......でも琉唯に恋してる1人として、琉唯と誰かが仲良くするのを見るのはやっぱり辛かった。例え、おとめが推しと話してる感覚で話してたとしても...。だったら、おとめに恋を自覚させて、私は引こうと思ったの。」








こんなにも恋なんて無くなれば良いのにと思ったのは初めてだ








じゃあ、あおいはおとめがるいくんの話してる傍で悲しんでたってこと?

るいくんは推しだっていう度にあおいを苦しめてた?


思い当たる節が多すぎた。



無自覚のうちにこんなに大事な友達を傷つけていた。

無自覚なんて、1番、タチ悪いよ...



私のせいであおいが恋を辞めるなんで絶対嫌だ

「あおいっ、でもっ」

話そうとすればあおいがまだ喋らないでと言った


「この前ね、ずっと上の空だった頃あったじゃん?あれね、このことを悩んでたの。おとめが琉唯を好きなら勝てっこないなぁって。あの時はごめんね。」


全力で頭を振った

あおいが謝る必要なんか何一つないのに
あおいはとっても悲しそうな顔で謝る

「...本当に琉唯のことは好きだったよ。...だけどね、もう私の中でこの恋は終わったの」
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