キミの同担拒否





***


「…あっという間だったね」

「そうだね」


今は片付けも終わった放課後。

特に理由はないけど、まだ帰りたくなくて教室にいたらるいくんも同じだったようで2人で窓の外を眺める


運動場にはもう何も残っていない


ほんとに、あっという間。




「おとめ…」

「ん?」

「お願いしてもいい?」

「いいよ〜?」

「…ごほーび、欲しい」

「へ?」

「俺、おとめとの約束守ったよ。一位で帰ってきた。」


そ、そんなの言ったって…ご褒美って、何すればいいんだろう

るいくんが喜びそうなこと…

あ!そうだ!


「“るい”…おつかれさまっ」

「…っっ」

「な、名前、下の、呼んで…みた…ンダケド」


恥ずかしすぎてどんどん声が小さくなり最後は俯いてしまう
< 171 / 321 >

この作品をシェア

pagetop