キミの同担拒否


「…大丈夫、大丈夫だよ、私が守るからね」

おとめを抱きしめて、背中をぽんぽんしてくれるあおい

安心する


あおいはおとめの手を握って少しだけ自分たちの席に近づき、そしてもう一度ルイくんたちからはおとめが見えないようにおとめを抱きしめた

「ルイおはよう、そこおとめの席だからちょっとどいてもらえる?」

「あ、ごめん…」

「ううん、ありがとう」


あおいの体越しにルイの声が聞こえる

数センチ先にルイくんがいる

優しい、ルイくんのかすかに匂いがする


「おとめ……おはよう」

ルイくんがおとめを呼ぶ声に体がびくつく。

それに気づいたあおいがまた背中をさすってくれる。





勇気、出さなきゃ…

勇気、出すんだ…っ


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