明日のキミは。
これくらいであんなに動揺してたら、明日の夜は、一体どんな反応するんだろうな……。
「これから一生かけて、俺の愛を信じてもらえるようにするつもりだから覚悟して」
彼女の背中に静かに告げる。
―――明日のキミは……。
そんな想像をいくつもしてしまって、今夜も眠れそうもない。
<END>
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元カレ・相沢理玖を遠ざけるため、
「私、もう付き合ってる人がいるから。だから理玖とやり直すことは絶対にないの」
我慢しきれず、思わず私はそんなことを口にしていた。しかも……。
「私、その人と結婚する」
自分の口から飛び出したとんでもない嘘に、私自身も内心でぎょっとしていた。
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そんな嘘に乗ってくれたのは――。
「ええ。俺が、片瀬悠里の婚約者です」
プライベートは謎に包まれた上司・久世慧部長だった。
「でも悠里はさっき、ものすごくラブラブだって――」
「それも事実です」
そんなことまで私、言ってました……?
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久世慧(31)
高遠ホスピタリティ株式会社・営業企画部長。異例の若さで部長に抜擢された切れ者。
×
片瀬悠里(28)
高遠ホスピタリティ株式会社・営業企画部。
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2026.09.01 連載開始
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「社長も私も、この生活を一生続けるなんて不健全ですよ……」
契約期間は【一生】。
この契約の値段を考えたら当たり前なのかもしれないけど……。
でも、たった一つ。
契約を終わらせる方法がある。
「この契約結婚を終了させるには、俺が君を好きにならないといけないんだろう? 今のままでどうやって好きにならせる気だ?」
そうだ。
この契約には条件がある。
今、目の前にいる『苦手な』社長を、私に惚れさせたら契約終了。
私が欲しいものも手に入る。
――しかし。
「こういう場面でキスの一つもできないようじゃ、一生かかっても無理だな」
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九条夏音(くじょう・かのん)(27)朝霧グループ朝霧不動産総務部
×
朝霧清正(あさぎり・きよまさ)(31)朝霧グループ朝霧不動産社長
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2026.8.25 表紙公開&連載開始
2026.8.31 完結
(完結後も、誤字脱字、時系列修正など微修正を行う場合があります。ご了承ください)
※こちらは2026年9月刊マカロン文庫の原作となります。
マカロン文庫ともども、よろしくお願いします。
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「千紘のこと……ずっと聞きたかった。日本に戻ってからどうしてたのかとか、あの時なんで——」
「上廻部長」
役職で呼んで、私は強引に会話を遮った。
言わなきゃ終わらない気がした。これできっとちゃんと本当に離れられる。
「……私、去年、結婚しました」
穂高の表情が、ほんの一瞬だけ固まった。
「……そうか」
彼の瞳が私の左手に落ちる。そこには、結婚指輪。
今度は足を止めずにそのまま歩いた。振り向けば揺らぐ。
「幸せでいるんだよな」
「……はい」
なんとか声は震えてない。穂高はそれ以上追及しなかった。
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上廻穂高(かみさこ・ほだか)(32)フォレスティア飲料開発部長
×
桐沢千紘(きりさわ・ちひろ)(29)フォレスティア飲料開発部・坂下の妻
×
坂下匡輔(さかした・きょうすけ)(29) フォレスティア飲料営業部・千紘の夫
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2025.11.26 連載開始
2025.12.5 完結
(完結後も、誤字脱字、時系列修正など微修正を行う場合があります。ご了承ください)
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