クールな幼なじみが本気になったら
それを聞いて、一瞬ポカンとしていた芽依がプッと噴き出す。


「な〜んだっ。てっきり怒られるかと思いきや、なにそのノロケ!」

「べつに…惚気けてなんか。しかも、他の男がしずくに下心見せてるのにも耐えられなかった。俺だけのしずくだっていうのにっ…」


それも兼ねて、りっくんはあの場で告白したかったのだと言う。


『花岡しずくは、俺の女だ』と。


わたしのクールな彼氏は、どうやら少し心配性で、意外とヤキモチ焼きのようだった。



そのあと、わたしとりっくんは文化祭を手を繋いで2人でまわることができた。

残り少ない時間ではあったけど、わたしにとっては十分すぎるくらい。


同じ制服を着て、学校内で、ひと目を気にせずりっくんと過ごせることが、こんなにも楽しいだなんて。



そして、文化祭終了後。
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