クールな幼なじみが本気になったら
そんなりっくんに惚れてしまった人物が…また1人。
「…あっ。律希くんだ」
それは、わたしと話していた芽依から漏れた声だった。
わたしよりも先に、廊下を通りかかったりっくんに気づいた。
「そういえば、しずくさ。律希くんと同じ学校だったんなら、連絡先とか知らないの?」
「…えっ?りっくんの?」
「そうそう!」
「それは…知ってるけど」
わたしがそう呟くと、芽依は目を輝かせた。
「だったら、教えてよっ♪」
机から身を乗り出すようにして、わたしに顔を近づける芽依。
まだなにも言っていないのに、『ありがとう!』と言わんばかりに、わたしの手をギュッと握りしめてくる。
「で…でも、りっくんってあんまり返信とかしないタイプだよ?」
「それでもいいの♪律希くんに連絡先教えてもらえないか、聞いてみてよ!」
「…あっ。律希くんだ」
それは、わたしと話していた芽依から漏れた声だった。
わたしよりも先に、廊下を通りかかったりっくんに気づいた。
「そういえば、しずくさ。律希くんと同じ学校だったんなら、連絡先とか知らないの?」
「…えっ?りっくんの?」
「そうそう!」
「それは…知ってるけど」
わたしがそう呟くと、芽依は目を輝かせた。
「だったら、教えてよっ♪」
机から身を乗り出すようにして、わたしに顔を近づける芽依。
まだなにも言っていないのに、『ありがとう!』と言わんばかりに、わたしの手をギュッと握りしめてくる。
「で…でも、りっくんってあんまり返信とかしないタイプだよ?」
「それでもいいの♪律希くんに連絡先教えてもらえないか、聞いてみてよ!」