意味がわかると怖い話
美味しいお肉


ー美味しいお肉ー





レベル5











今日の仕事帰りにはもうクタクタだった。




頑張ったな。



家に帰ったら美味しいものが食べたい。



「ふー、ただいま。」



「あら!おかえりなさーい。」



「紀良、日向は?」




ふと、部屋がシーンとなっているのに違和感を感じたので聞いてみる。



「幼稚園の合宿よ。いつもお世話で大変だから無理だけど、今日は余裕があったから張り切って鍋を作ったわ。」



「お、おう…じゃあ、木湖は?」



いつもそこのソファに座ってスマホをいじっているのに、今日はいない。




「え?………うーん…。
反抗期なのかしらねぇ、本当に大変だった
わよ。今…友達の家に泊めてもらっているらしいの。
それより、疲れたでしょう。食べましょ?」




なんか今日の紀良はいつもより優しい。

疲れてたんだろうな。



「それより美味しい…。
この肉どこに売ってたんだ?
もっと食べたい…。」


「え、
ご、ごめん!これ非売品なの。
今持ってこようと思えば持ってくれるんだけど…なくなる前にもっと楽しみたいでしょ?」



「大丈夫だって!
肉が腐って美味しくなくなるより今食べちゃった方がいいだろ。」




「あ…あら、そーう?」




グギギギ





ーーーー解説ーーーー



な、なんとなくわかりますか…ね。

『肉』というのは人間のってことです。


最後のは奥さんが…、ですね…


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