あなたと生きたい
今井は会社に着くとスグにメールを調べ始めた。メールはたしかに自分が送っている事になる。念のために、他にも自分が送信者になっているメールがないか調べた。

〜一時間後〜 
(あっ!あった!)
震える手で開けてみた。件名には、あの時のメールと同じよぅに、『DOWN』と書かれている。そして本文には『耳』と言う一文字が!!『耳…耳?!いったい誰が?!』今井の額に、大粒の汗が吹き出した。メールの送りさきは…友人の菊地だった。その時内線がやった
『今井さん警察の方がおみえです。』
ロビーにかけ下りると、本多警部が待ち構えていた。『いやーね…今度は耳がなくなりましてね…マタあなたの友人何ですよ』
(やはり…メールが…)
と今井は心の中で呟いた。
本多警部はくわしい状況を話し始めた。
昨夜の事、菊地が部屋で酒を飲んでると携帯にメールが入ったと言う。画面を見ると『耳』の文字が。くだらない冗談かと、そのまま寝てしまった菊地が翌朝何気に耳に触れてみると…耳が綺麗に削れて無くなっていたと言う。
『菊地は?』
『激しいショックで病院に入っています。りかさんと同じです』
『………』
『今井さん、送信者は』
『…僕のようなんです…』今井は力なく言った。もぅ考える力さえ失っていた。追い討ちをかけるようかのように警部は言った。
『署まで来ていただけますね?部屋も調べたいので、よろしいですね?』
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