絶望のち愛
事故から、4ヶ月。

やっと、退院することになった。

杖をつかずに歩けるようになった。
まだ、少しびっこをひくような歩き方ではあるけど、
自分の足で歩いて退院。
あのときに、内堀先生が自分のこと話してくれたから、先生も頑張れたんだから私も頑張れると思った。


退院日。
ママとあんが迎えに来てくれた。
あんは、私が入院している間に、社会人チームへの入団が決まっていた。

「あん。入団おめでとう。すごいじゃん。応援してるから、頑張ってね。」

「まゆ・・・」
泣きそうな顔のあん。

「あん。私、諦めてないよ。まだ、歩くのも必死だけど、バレーは諦めてない。
それに、インカレ優勝も諦めてないよ。」
私は、入院中に休学し、来年4月から4年生を再開することにしたので、もう一度インカレに出るチャンスがある。

私の言葉を聞いて
「インカレ優勝か(笑)私には、出きなかったから、来年は、じゃあ優勝ね。」
あんは、泣き笑いの顔で、抱きついてきた。


「中村さん。退院しても、リハビリ通ってね。」
リハビリの加藤先生。

「先生に会いに来るね」

「デートでもする?」

「しません(笑)」

「ふられちゃった。」
爆笑で退院することになった。

< 22 / 28 >

この作品をシェア

pagetop