紳士な副社長からの求愛〜初心な彼女が花開く時〜【6/13番外編追加】
「うん。頑張ってくれてる灯ちゃんが健気で可愛くて。だからそんな灯ちゃんをもう少し見ていたくて、とっておきの貴腐ワインで晩酌に誘ってみました」
「ええっ⁉︎」
「でも、危うく我慢出来なくなるところだった」
「が、我慢?」
「せっかく灯ちゃんが頑張ってくれているのに、僕の手で、早く名前を呼ばせたくて堪らなくなっちゃったから」
「え?……んっ」
言うや否や、もう一度、さっきよりもしっかりと唇を塞がれる。
今度は貴腐ワインの、熟した甘いフルーツのような風味をはっきりと感じさせるキスだった。
唇は合わせたまま私の持っていたグラスは和泉さんに奪われ、コト、とテーブルの上に避難させられた。
それからそのキスはどんどん深くなっていき、後頭部を押さえられ、歯列をなぞってお互いの唾液を交わらせるように舌を絡ませるものへと変化していく。
「でもせっかく呼べたのにすぐに元に戻っちゃったから、今度は僕の手で。いいかなーー?」
そして少しだけ唇を離した僅かな隙間で色っぽく囁かれた後、三度キスを受けながら私の身体はゆっくりとソファーへと沈んでいった。
「ええっ⁉︎」
「でも、危うく我慢出来なくなるところだった」
「が、我慢?」
「せっかく灯ちゃんが頑張ってくれているのに、僕の手で、早く名前を呼ばせたくて堪らなくなっちゃったから」
「え?……んっ」
言うや否や、もう一度、さっきよりもしっかりと唇を塞がれる。
今度は貴腐ワインの、熟した甘いフルーツのような風味をはっきりと感じさせるキスだった。
唇は合わせたまま私の持っていたグラスは和泉さんに奪われ、コト、とテーブルの上に避難させられた。
それからそのキスはどんどん深くなっていき、後頭部を押さえられ、歯列をなぞってお互いの唾液を交わらせるように舌を絡ませるものへと変化していく。
「でもせっかく呼べたのにすぐに元に戻っちゃったから、今度は僕の手で。いいかなーー?」
そして少しだけ唇を離した僅かな隙間で色っぽく囁かれた後、三度キスを受けながら私の身体はゆっくりとソファーへと沈んでいった。