消えないで…僕の初恋
私はニコっと微笑むと
アハハ~と笑い声をあげた。
「私、勘違いさせちゃったかな?」
笑顔を絶やしちゃダメ。
笑い続けなきゃ。
「渚くんのこと
友達として好きって言ったんだよ」
「えっ?」
「ファイルを資料室に
運んでくれるって言った渚くん
良い人すぎなんだもん」
「そ、そうなんだ……」
満面の笑みで嘘をつく私。
自分の気持ちを
ごまかしたからだろうな。
心が痛い。泣きたいほど痛い。
でも、ぐっと堪えなきゃ。