最後に君に問う10の事
<席替え>

ある日のホームルーム時、先生が席替えをするといった。

女の子は私の意中の男の子と隣になれるかどうかソワソワしている

この状況を見て分かる通り、私の意中の男の子は私から見ても、一般的に見ても

「モテている}

そう、かっこいいのだ

席の決め方はくじ引き

私の席は〜やった!一番うしろの窓側だ

隣の席は誰だろう?ま、誰でもいいけど。

そうすると誰かがやってきた

その相手は...そう。

<あの男の子だったのだ>

びっくりして席を立った

「よろしくね」

相手からそう言われた言葉

私はドギマギしながらもよろしく言った。

それを見たクラスメイト(女子)はえ〜ずるい〜かわって?ね?

私は変わりたくないけど、変わらないと痛い目見るだろうな 

そう思ったとき

え〜嫌だよ

隣ではっきりと、そう聞こえた 私は混乱しながら彼の方を見る

すると周りにいる女の子が「なんで?」と聞く すると

だって久しぶりに話したいもん 中々機会がなくて話せなかったし

僕はこのままの席がいいな ねえ、僕が隣なの嫌かな?

その質問に私は勿論こう答えた

「ううん 嫌じゃないよ 私も久しぶりに話したいと思ってたから」

女子の目線が素早く私になり、それと同時に目が細くなる

くじで決まったから文句もなし!席に戻ったら?

彼がそう言うとみんな自分の席に戻っていった

そして彼は私にこう言った

僕と話したいって思ってくれてたんだ 嬉しいな あ、そうだ 僕聞きたいことがあるんだ!いいかな?

ちょっとそんな言い方されたら恥ずかしいじゃん...えと、質問だよね?いいよ

彼氏とかいたりするの?やっぱこの歳になると僕も彼女とかそうゆうのに興味でできてさ

ううん いないよ

じゃあ好きな人とかは?

あ、え、えと、いないよ?

え!それはいる反応でしょ

いや急に聞かれたからびっくりしただけ ほんとにいないよ

このクラスとか?

(ビクッ)違うよ!

違うってことはいるっちゃいるんだよね?好きな人

私は目を開く

ごめんね引っ掛けちゃった あと好きな人はこのクラスに居るんだ へ〜 誰?

いないってば 

嘘つき通せないよ わかりやすいんだから 何をすれば教えてくれる

私は考え込んだ 教えたら迷惑になる だけど他の人のことを好きって言ってもバレるだろうし... 私が出した答えは...

いまさ質問私にしたでしょ?だから私も質問する!だからその質問に絶対答えてくれたらいいよ 嘘はだめだからね

どんぐらい?

うーん 10個かな

わかった、いいよ 何を質問したいの?

えー思いついたときに言う

え、

絶対10個は質問するからゆっくり聞く

(これで時間稼げる)

わかった
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