iDOLの恋人~好きになった人は超有名人でした~
「なーぁぁぉお…」
スマホを握り締めたままボスっとベッドの上に寝転がったわたしの顔の横に猫のリオがやってきてスマホにスリスリと顔を寄せた。
「リオもわかるの?相手がテオだって。」
「にゃぁあ…」
「わかるよね。テオのこと大好きだもんね。」
リオはもう一度頬をスマホに擦り付けるようにしてからわたしの腕の下のところに丸くなった。
赤ちゃんの頃は金色だった毛色が大人になるにつれて茶色っぽくなってきて、少し残念な雑種らしい毛並みになってはきてもサイコーに可愛いわたしと、そしてテオの猫、リオ。
リオはわたしたち2人の猫でもあり、そして私たちの出会いの演出者でもある。。
当時まだ高校2年だったわたしは、継母と折り合いが悪くて夜遅くにこっそり家を抜け出し、いつもの近所の公園でブランコをボーッと揺らしていた。
そこに突然男の子が現れた。
金色のめちゃくちゃちっちゃな子猫を手のひらに載せて。
真夏の暑いまっただ中のその夜に、葉っぱや蜘蛛の巣だらけの木の奥から突然茂みをかき分けて出てきたので、めちゃくちゃびっくりしたものだ。
「な、何っ!?」
すぐに逃げ出さなかったのは葉っぱが髪にいっぱいついてるその男の子がまだ中学生の子どもみたいに見えたから…。
「オット…ハッ……ダ」
「は?」
え?韓国語?
「What is the cat?」
思わず英語で聞いてみた。
韓国語はわからないし、英語ならもしかしたら通じるかもしれないと思ったから…。
けどその子は英語は片言しかわからないみたいで、スマホを取り出すと、韓国語を話して翻訳された英語をこちらに見せてくる。
あっそっか…。世の中便利…。
わたしは日本語で翻訳して欲しいと自分のスマホの翻訳機能で伝え、たどたどしい会話が始まった。
スマホを握り締めたままボスっとベッドの上に寝転がったわたしの顔の横に猫のリオがやってきてスマホにスリスリと顔を寄せた。
「リオもわかるの?相手がテオだって。」
「にゃぁあ…」
「わかるよね。テオのこと大好きだもんね。」
リオはもう一度頬をスマホに擦り付けるようにしてからわたしの腕の下のところに丸くなった。
赤ちゃんの頃は金色だった毛色が大人になるにつれて茶色っぽくなってきて、少し残念な雑種らしい毛並みになってはきてもサイコーに可愛いわたしと、そしてテオの猫、リオ。
リオはわたしたち2人の猫でもあり、そして私たちの出会いの演出者でもある。。
当時まだ高校2年だったわたしは、継母と折り合いが悪くて夜遅くにこっそり家を抜け出し、いつもの近所の公園でブランコをボーッと揺らしていた。
そこに突然男の子が現れた。
金色のめちゃくちゃちっちゃな子猫を手のひらに載せて。
真夏の暑いまっただ中のその夜に、葉っぱや蜘蛛の巣だらけの木の奥から突然茂みをかき分けて出てきたので、めちゃくちゃびっくりしたものだ。
「な、何っ!?」
すぐに逃げ出さなかったのは葉っぱが髪にいっぱいついてるその男の子がまだ中学生の子どもみたいに見えたから…。
「オット…ハッ……ダ」
「は?」
え?韓国語?
「What is the cat?」
思わず英語で聞いてみた。
韓国語はわからないし、英語ならもしかしたら通じるかもしれないと思ったから…。
けどその子は英語は片言しかわからないみたいで、スマホを取り出すと、韓国語を話して翻訳された英語をこちらに見せてくる。
あっそっか…。世の中便利…。
わたしは日本語で翻訳して欲しいと自分のスマホの翻訳機能で伝え、たどたどしい会話が始まった。