iDOLの恋人~好きになった人は超有名人でした~
で…会いに行って…よかった。

莉奈は…僕に自信をくれる。

僕は僕でいいんだって思える。
このままの僕を好きでいてくれるんだって。

翌日はめちゃくちゃ眠かったけど、大好きなメンバーとの歌の収録。
とても楽しく、そして精力的にこなせて…そしてジュリと話した。

「莉奈のことは、誤解すんなよ。今はなんともないから。」

「うん。」

ジュリは僕の親友だ。
メンバーの中でも同い年だし、最初からウマがあった。莉奈と知り合ってからはジュリに莉奈とのことで世話になったりもした。
日本語も教わった。

「莉奈が幸せならいいんだよ。俺は。あー。えっと、もちろんテオもな。」

「うん。幸せだよ。今僕は。ジュリも…幸せ?」

「俺は…SEVEN EYESのメンバーとずっと活動ができてれば幸せなんだ。恋愛はそのあとってかんじかな?」

最後はジュリとハグして、で仲直りした。

やっぱりコイツは親友だ。
莉奈のことがあってもなくても、俺たちは仲良しなのだ。

日本にはその後1週間滞在し、その間に3回莉奈にこっそり会いに行き、マネージャーに呆れられながらも、僕たちはまた韓国へと舞い戻ったのだった。
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