iDOLの恋人~好きになった人は超有名人でした~
あーわたしやっぱり…寂しかったんだ。
テオがいくらアイドルだからって割り切っても…ほんとは不安だらけだったんだ…。

テオは純粋だからこうやってまたいろいろ騙されそうになったりあるのかな…
けど…わたしのために記者会見まで開いてくれたんだと思うと、こんな不安…吹き飛んじゃう。

「うん。」

わたしはテオの胸にギュッて顔を埋めた。

「これからも色々あるかもしれないけど…」

「もう大丈夫だよ。テオ。わたしはテオを信じる。」

「ほんとに?」

「うん。彼女いる宣言までしてくれたんだから。」

そしてわたしは顔を上げるとニッコリ笑った。
そしたら安心したようにテオもニッコリ笑って、わたしたちはゆっくりと唇を重ねた。

これからもいろいろあるだろう。
でもわたしたちなりに…頑張ろう。

未熟なわたしたちだけど、きっとやっていける。

「明日どこ行く?」

「えっ?どういう意味?」
< 50 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop