ライム〜あの日の先へ
車が光英大学病院に到着する。
驚いたことに白衣を着た医師と看護師がエントランス近くで待っていてくれた。
「この子が、リンちゃんだね。ハルトが大好きだっていう」
背の高く爽やかで暖かな雰囲気の医師が、鈴子から凛を受け取りながら言った。
ハルトのことも凛のことも知っている様子。ふと、医師の胸元を見るとネームプレートが見えた。
[医師 水上冬輝]
ーーあぁ、そういえば。ハルトくんは、水上陽翔(みずかみはると)くんだった。
この医師はハルトの親族なのだろう。
ーーあれ?そうなると、ハルトくんと零次くんは?
零次の名字は五嶋だ。
水上は奥様の名字なのかもしれない。
いや、でも、零次は一人っ子。五嶋の名字を継ぐ大事な跡取りのはず。
驚いたことに白衣を着た医師と看護師がエントランス近くで待っていてくれた。
「この子が、リンちゃんだね。ハルトが大好きだっていう」
背の高く爽やかで暖かな雰囲気の医師が、鈴子から凛を受け取りながら言った。
ハルトのことも凛のことも知っている様子。ふと、医師の胸元を見るとネームプレートが見えた。
[医師 水上冬輝]
ーーあぁ、そういえば。ハルトくんは、水上陽翔(みずかみはると)くんだった。
この医師はハルトの親族なのだろう。
ーーあれ?そうなると、ハルトくんと零次くんは?
零次の名字は五嶋だ。
水上は奥様の名字なのかもしれない。
いや、でも、零次は一人っ子。五嶋の名字を継ぐ大事な跡取りのはず。