ライム〜あの日の先へ
鈴子は、凛を預けているプリスクールで英語講師として働いている。
プリスクールは認可外の保育施設だ。カリキュラムの大半を英語で行っている。
ここのプリスクールは0歳から受け入れしており、時間も一般の保育園に近く、最長で18時まで預かっていた。

鈴子は外国人講師であるマイケルとペアで子どもたちと歌ったり遊んだり、英語を日常的なコミュニケーションツールとした英語漬けの環境を作っている。


最初は凛を預けるために見学に来たのだが、費用の面で難しく諦めるつもりだった。
だが偶然、日本人講師を急募していると知り、ダメ元で自分を売り込んだところ、見事に採用。凛も預けられることになった。

大学生の頃からアメリカで暮らしていた鈴子にとって、まさに最高の職場だった。

本当に運が良かったと思っている。

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