青春の備忘録
「田川さん!」
クリスマスで盛り上がる広い十字路の通りには色々な人の楽しそうな声が打ち消し合っていたが、私の耳には誰が私を呼んだのかが分かっていた。
「上原くん、どうしたの?」
友達に一言断った私は、振り返るとすぐ目の前にいる良太に話しかけた。
黄色いクマのぬいぐるみの帽子を被っている。
「俺と一緒に写真撮ってくれませんか」
「え……もちろん!」
少し動揺したが、クリスマスの遊園地で好きな人と写真を撮れるなんて嬉しすぎる、こんなに幸せでいいんだろうかとまで思った。
スマホを準備して、少し高いところに掲げる。
(あああ……近い、近いよ……緊張する、どうしよう、心臓が止まりそう!)
「じゃあ撮るよ、はい、チーズ!」
クリスマスで盛り上がる広い十字路の通りには色々な人の楽しそうな声が打ち消し合っていたが、私の耳には誰が私を呼んだのかが分かっていた。
「上原くん、どうしたの?」
友達に一言断った私は、振り返るとすぐ目の前にいる良太に話しかけた。
黄色いクマのぬいぐるみの帽子を被っている。
「俺と一緒に写真撮ってくれませんか」
「え……もちろん!」
少し動揺したが、クリスマスの遊園地で好きな人と写真を撮れるなんて嬉しすぎる、こんなに幸せでいいんだろうかとまで思った。
スマホを準備して、少し高いところに掲げる。
(あああ……近い、近いよ……緊張する、どうしよう、心臓が止まりそう!)
「じゃあ撮るよ、はい、チーズ!」