青春の備忘録
 修学旅行もラスト2日となった。
 残りの2日のなかで最後の1日は移動するだけなので、今日が実質最後の旅である。
 「楽しみだね〜!」
 今日は1日中テーマパークで遊べる日なので、朝食会場はどこか浮ついたような雰囲気があった。
 昼前から日が暮れ夜になるまで、私は仲の良いクラスメイトと2人でパークを回った。
 「もうすぐ戻らなきゃだね」
 すっかり暗くなったところで、パレードの喧騒を後に私たちはパークの出口へと向かった。
 「今日はいっぱい食べたし、可愛いカチューシャも買ったし、パレードも見ていっぱいアトラクションも行けて、本当に楽しかったね!」
 「帰るのが名残惜しいよね〜」
 パーク外に出るゲートに入ろうとしたとき、
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