手を伸ばした先にいるのは誰ですか





今夜は企画部門の担当者2人と支配人と一緒に食事をしながら、お盆休みの終わった今の状況や反響を教えていただくことになっている。

そして明日の夜はワイナリーの社長さんたちと食事予定だ。ワイナリーからは新ホテルの方が近いが、フェア中のこちらで会食を予定している。

5月に蜷川の屋敷に送ったワインは、お父さんや朱鷺、遠藤さんや西田夫妻、そして宮崎さんたちにも飲んでもらったのだが、とても好評だった。私も正直言うと、オークワイナリーより好みのものが多かった。繰り返しになるけれど…オークワイナリーのワインも美味しいのだけれど‘好み’ということだ。

ワイナリーへ連絡を取り、北海道らしい酸を生かした辛口の白ワインをメインに、スパークリング、ロゼ、赤の順の生産量だということ。北海道に約50あるワイナリーのうち生産量も売り上げも真ん中くらいの規模であること。

それらをとても正直に話して下さる社長さんに、8月にやりたい企画としてお話させて頂くと

「11月の新酒まで、今の在庫分はあまり売り過ぎないで協力する。一度そういうチャレンジもしてみたかったのでよろしく」

というお返事を頂いた。そこから各レストランのメニュー決定、ペアリング、写真、広報…全てこちらでやっていただいたので、支配人や社長さんがぜひ一度来てくれと私に言って下さったのだ。
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