こんなのアイ?
「…ない」
そう言ったまま黙り込んだ愛実の胸に、手のひらでそっと包むように触れる。初めてベッドで目にした時、横になっていてもその美しい形を保つ大きめの椀のような胸に目を奪われた。
「愛実の胸、綺麗だな。まるで何かで型どったかのように美しい形…下からこうして触れると感じる柔らかい重量感…そして計算されたかのような比率が美しいピンクの…」
「っ…ストップっ」
耳にキスしながら囁き中央のピンクに指で触れようとした時、愛実が上体を前に倒し胸を抱えた。俺の前には湯の滴る彼女の白い背中が無防備に晒され、湯に浸かっていない部分を背骨に沿って舌でねっとりと舐める…ひゃっ…ん…腰を浮かせた愛実をくるっとこちらに向け座らせ
「愛実も舐める?」
と鼻先にキスを落とし聞いてみる。すると真っ赤になりながら俺の硬く大きく主張しているモノに視線を向ける愛実に嫉妬心が沸き上がった。俺はモノを咥えろと言ったわけではないんだ。なのに彼女の中で舐めるイコール咥えるっていうのは、風呂に一緒に入ったことがなくとも元旦那に教え込まれたのかと想像でき嫉妬する。元旦那の話も聞ける器があると豪語したが…心の中で撤回する。愛実には言わないがな。
「こんな風にと思ったんだが…」
と彼女の肩をペロッと舐め
「こっちがいいか?」
と俺のモノを握って聞いた。さらに真っ赤になった彼女が小さく言う。
「…のぼせそう」
「続きはベッドでな」