こんなのアイ?






 くちゅ…今夜は濡れるのが早いな…

「愛実…昨日の感覚残ってる?」
「っ…そんなわけなぃ…んぅ…」

 ベッドで素肌を擦り合わせるようにしながら深いキスを交わす。そのまま彼女の腰を撫で、下腹部を撫で下りスッと花弁に指を這わすとすでに蜜が溢れていた。迷わず指先を差し込むと粘りけのある水音が続く。久しぶりで濡れにくかった昨日と明らかに違う蜜量に、愛実の本性を見てみたいと体中から叫びたくなる。

 体を擦り合わせたまま指二本を彼女の中に入れ少しだけ壁を擦り

「いいように腰…動いてみて」

 と耳元で囁いたあと耳に舌を差し込みくちゅくちゅ…食む。首をすくめ…ぁ…っと小さく声を漏らした彼女が腰を捩った。捩っただけだとわかっているが煽る。

「ん?そうして動くのがいい?」
「ちがっ…ぁ…」
「じゃあ…どう?」

 指だけを残し体を離すと愛実を見下ろし

「俺の指だけに集中して…指だけ感じて…」

 二本をバラバラっと動かすと切なさそうに小さく腰が揺れる…物足りないんだろ?好きに動いてみろ…そう思い水音を大きくたてた。
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