神殺しのクロノスタシスⅣ
暗殺者だった頃の僕の仕事は、人を殺すことだった。
それ以外に価値はない。
それが出来ない者に用はない。
それをしたからこそ、僕は今日まで生き延びることが出来た。生きさせてもらえた。息をさせてもらった。
出来なかったら、とっくの昔に死んでいる。
後悔することも、反省することも、命を惜しむことも…生きているから出来るのだ。
だから、僕は人を殺したことに後悔はない。反省もしない。
だってあの頃にもし戻ったとしても、僕は同じ選択をする。
何度でも同じ選択をするよ。
それが、生きる為の選択なら。
後悔や反省はない。
僕はナイフだ。そのナイフで果物を切ろうと、人を刺そうと、それはそのナイフの持ち主が決めること。
切れ味の悪いナイフは、捨てられるだけ。
ナイフは後悔しないし、反省したりもしない。
今更そんなことをしても、死んだ人は帰ってこないし、僕に殺された人は僕を許さない。
いちいち罪悪感なんて感じていたら、『アメノミコト』では生き残れなかった。
今でこそ。『アメノミコト』から解放され、自分の意志で生きることが出来るようになった、今でこそ。
殺した人達には申し訳ないことをした、と…罪悪感を感じてはいるけれど。
でもだからって、あのときに戻ったとして、僕の選択肢が変わることはない。
他にどうすることも出来なかった。
罪悪感はあっても、後悔はない。
だから。
「こんなの見せても無駄だよ。僕は…僕達は、そんな生半可な覚悟で、人殺しを仕事にしてた訳じゃない」
僕は、棺桶に縋り付いて泣く母親(仮)の鳩尾に、小太刀を突き刺した。
彼女は、ぐぼっ、と棺桶に血を吐いた。
「せめて君の大切な人がいる場所に、一緒に送ってあげるよ」
それしか知らない。
僕が知っている、これが唯一の優しさだ。
それ以外に価値はない。
それが出来ない者に用はない。
それをしたからこそ、僕は今日まで生き延びることが出来た。生きさせてもらえた。息をさせてもらった。
出来なかったら、とっくの昔に死んでいる。
後悔することも、反省することも、命を惜しむことも…生きているから出来るのだ。
だから、僕は人を殺したことに後悔はない。反省もしない。
だってあの頃にもし戻ったとしても、僕は同じ選択をする。
何度でも同じ選択をするよ。
それが、生きる為の選択なら。
後悔や反省はない。
僕はナイフだ。そのナイフで果物を切ろうと、人を刺そうと、それはそのナイフの持ち主が決めること。
切れ味の悪いナイフは、捨てられるだけ。
ナイフは後悔しないし、反省したりもしない。
今更そんなことをしても、死んだ人は帰ってこないし、僕に殺された人は僕を許さない。
いちいち罪悪感なんて感じていたら、『アメノミコト』では生き残れなかった。
今でこそ。『アメノミコト』から解放され、自分の意志で生きることが出来るようになった、今でこそ。
殺した人達には申し訳ないことをした、と…罪悪感を感じてはいるけれど。
でもだからって、あのときに戻ったとして、僕の選択肢が変わることはない。
他にどうすることも出来なかった。
罪悪感はあっても、後悔はない。
だから。
「こんなの見せても無駄だよ。僕は…僕達は、そんな生半可な覚悟で、人殺しを仕事にしてた訳じゃない」
僕は、棺桶に縋り付いて泣く母親(仮)の鳩尾に、小太刀を突き刺した。
彼女は、ぐぼっ、と棺桶に血を吐いた。
「せめて君の大切な人がいる場所に、一緒に送ってあげるよ」
それしか知らない。
僕が知っている、これが唯一の優しさだ。