神殺しのクロノスタシスⅣ
第二部Ⅵ
――――――…こうして、『白雪姫と七人の小人』の試練も、残るところあと一人。

残る一人は、俺かシルナか、あるいは二人で契約すれば良い。

ようやく一安心だ。

…とはいえ、あの悪名高いピンク小人みたいな例もある。

完全に安心とは言えない。

せめて、少しは穏やかな小人が出てきてくれれば良いのだが…。




…と、思っていた矢先のことだった。




「え?珠蓮に助けを求める?」

「うん…そうした方が良いんじゃないかって…」

シルナが、突然とんでもないことを言い始めた。





 
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