神殺しのクロノスタシスⅣ
あとがき
皆さん、どうもこんにちは。

あとがきのお時間です。

野いちごさんに引っ越してから、二回目となる『神殺しのクロノスタシス』を公開しております。

え?今回はえらく中途半端なところで終わるんだな、って?

自分でもそう思ってるんですが、既にページ数が大変なことになってる…気がするので、ここで区切ります。

今からもう一山越えてたら、ページ数エグいことになりそう。

実は今この段階で、何ページ書いてるのか知らないんですよ、私。

如何せん、野いちごに引っ越してからしばらく経つというのに。

未だに、メモ帳に書く→野いちごにコピペの作業を繰り返しており。

そのメモ帳を、章ごとに区切っているもので。章のページ数は分かっても、本編全部合わせて何ページ書いているのかは、今のところ不明です。

何ページなんだろう。って言っても今回は控えめじゃないですか?章の数は多くても、一章がそこまで長くないし。

今のところ消化不良となっている、封印の解かれた別の魔法道具の件については。

次回に持ち越し、ということで。

つまりクロノスタシスⅤが、この時点で確定してるんですよね。次回作かは分からないけど。

この『神殺しのクロノスタシス』シリーズも、今回で第4弾です。

エロマフィアに比べると、まだまだですが。

ここまでお付き合い頂いてる、モバスペ時代からの読者様には、誠感謝しかありません。

長いですよね、本当。お疲れ様です。

増えましたよね登場人物も。エロマフィアほどじゃないですけど。ここまで来ると、名前を聞いても「こいつ誰だったっけ?」となるキャラが存在しそう。

作者も既に、そうなりつつあります。

まぁ主要キャラだけ、最悪イーニシュフェルト魔導学院組だけでも覚えておけば、何となく読めるので大丈夫です。

何はともあれ、ここまで読んでくださったあなたに、心から感謝と拍手を送ります。

お疲れ様です。ここから長い長いあとがきが始まるんですが、これは飛ばしても良いですよ。

ただ、このあとがきの後に、ナジュ君の外伝があるので、それは読んでいってもらえると嬉しいです。




では登場人物紹介をしていきましょうか。

第4弾まで書いてるのに、今更登場人物の紹介と言われても。

まず羽久。羽久・グラスフィアさん。

最近、別人格に入れ替わることが少なくなってますが。

それは別に、羽久が羽久でいる時間が長くなっている訳ではなく。

単に入れ替わってるときのエピソードを、作者が書いてないだけです。

二十音と入れ替わってるところは、ちょっと書きましたかね。白雪姫と戦ってるとき。

如何せん、二十音は最終兵器の扱いなんで、滅多に出てこられると困るんです。

あいつ、出てきたらゲームセットですからね。大体。

敵味方問わず危ないので、出てくるときはご注意。

第4弾で、今更語ることもないんですが…じゃあ作者からの友好度でも書いておきましょうか。需要ないかもしれませんが。

羽久は主人公として、ルレイアのような魅力がある訳ではありません。

主人公としては、無難オブ無難と言いますか…。良い意味で、柔軟に動かしやすいタイプです。

使う魔法が凄く格好良いとは思います。時間を操る系の能力って、格好良いと思いません?

懐中時計とかいう、中二病御用達のアイテムが武器でもあるし。

おまけに、邪神の力を内に秘めているという最強設定付き。

この作品は、ファンタジーならではの中二病要素を全面に押し出していくスタイルなので。

思いっきり中二病要素を取り入れていきます。

本気を出せば向かうところ敵なし、っていう設定が、羽久の一番好きなところかな。

主人公としても書きやすいですしね。

ルレイアと違って常識人だし。

そんな羽久ですが、今回の彼の活躍は、やっぱり異次元世界の下りですよね。

今作の活躍シーンって、大体それだと思うけど。

それぞれ、どのキャラクターが、どんな異次元世界に行くか、これはかなり悩みました。

悩まなかったキャラもいるけど、ほぼ全員悩んでます。

羽久もその一人だな。

色々考えて、羽久にとって一番怖い、嫌な世界っていうのは、シルナがシルナじゃない世界だろう、と思い、あんなことになりました。

まず有り得ないですよね、シルナが奴隷商人をやっている、というその設定が。

そして何より羽久にとって辛いのは、シルナが奴隷商人をやっていることよりも、

自分のことを、いてもいなくても変わらない、駒扱いするというところ。

これが羽久にとって、一番辛かったんじゃないかなと。

気丈に振る舞ってましたけどね。羽久自身は。

でも、相当しんどかったと思います。

しかも、そんな異次元世界から帰ってきた途端、戦利品の賢者の石を珠蓮に掠め取られた訳でしょう?

全くやりきれないぜ。

何だかんだ、シルナと羽久は付き合いがめちゃくちゃ長いので、異次元世界でお互いの…見たくない部分を見せられても。

お互い、「こいつがこんなこと言う(する)はずがない」と、確固たる自信を持っています。

ルレイア&ルルシーもそうですが、シルナと羽久も、お互い非常に信頼し合っているコンビって良いですよね。

クロノスタシスは、こういうベストパートナーが多いです。

令月&すぐりとか、シュニトラスとか、キュレム&ルイーシュとか、ジュリス&ベリクリーデもそうですね。

今作では、ナジュ君と天音君が、急速に仲良くなってますし。

一人より、二人一組の方が、作者としても書きやすかったりする。

羽久は、賢者の石や、その他イーニシュフェルトの里で研究されていた魔法道具に付いて、シルナに根掘り葉掘り聞くことはありません。

これも、シルナを信用しているからですね。

シルナが喋りたいなら聞くけど、無理して聞くことはしません。

例えイーニシュフェルトの遺産が、自分達に襲いかかってくることとがあっても、それはその都度対応すれば良いだけで。

シルナにあれこれと聞いて、シルナの思い出したくないことを、無理に思い出させることはしない。

それが、羽久の信条です。

良いパートナーだよ、本当。



次は、そんなシルナ。

シルナとしては、羽久がそんな風に気を遣ってくれているのが分かるので、申し訳ないと思っています。

でも、自分もあまり、イーニシュフェルトの里時代のことは、べらべら喋りたくないので。

本当に必要なこと以外は、黙っています。

既に滅びた里の伝説は、シルナとしてはもう忘れたいと言うか、聞かれたくない黒歴史なので。

まぁ、思い出せば思い出すほど、故郷の人達を裏切ったことを後ろめたく感じますよね。

だから、敢えて思い出さないようにしているのかも。

それなのに今作では、そんなシルナの思い出したくないことが次々と起こって、辛かっただろうな。

特に賢者の石は、自分も開発に関わっていた代物だったし。

その賢者の石の守り人なんていう、間接的に里時代を彷彿とさせる人物も現れるし。

しかも、この話まだ終わってないんですよ。

イーニシュフェルトの里時代の遺産を使って、良からぬことを企んでいる何者かがいましてね…。

次回のクロノスタシスは、其奴が暗躍し、またシルナのトラウマを抉ることになります。

既に胃が痛いな。

シルナに安息の二文字がない。

まぁ本編ラストの二章は、ちょっと遊んでますけどね。

いや、これまでずっと、殺伐としたパートが続いてたんで。

最後くらい、学園モノっぽいところを出して、楽しく行こうと。

まぁ、この後の外伝で、そういう努力全部無駄になるんですが。

この後に待ち受けてる外伝、めっちゃ話暗いんで、覚悟して読んでください。

別に読まなくても大丈夫です。本編にはさして関わりない内容なので。

ともあれ、シルナにとってはこれから、また胃の痛い状況が続くので。

それはシルナも、内心分かってて、平気な振りをしてるんですが。

きっと羽久が支えてくれるので、大丈夫だ。

しかし、イーニシュフェルトの里時代って、シルナが語らないだけで、めちゃくちゃ奥が深そう。

ついでに闇も深そうなので、そういう点ではネタに困らない。

シルナはね、めっちゃ好きです。作者的には。羽久より好きかも。

使う魔法の多様性が半端じゃない。ぶっちゃけシルナの手にかかれば、何でも出来ます。

そういうチート的なところも、中二病心をくすぐってきますよね。好き。

あとは、普段ふざけてる感じなのに、途端に真面目になったときの落差ですよね。

これがまた、作者の中二病心を揺さぶってきて好きです。

シルナの入った異次元世界ですが、あれは…本当に酷いですね。

全ての異次元世界の中で、一番恐ろしい世界だったと思う。

自分の一番大切な人が主催で、その他自分の仲間が一人ずつ出てきて、自分の悪口大会を開くんですよ。

これは酷い。

この設定、全く悩むことなく、凄まじいスピードで書き進んだ記憶がある。

私、登場人物が不幸であればあるほど、筆が早くなる癖があるんですけど。ひでぇ。

こんなトラウマ必至の異次元世界は、絶対入りたくないですね。

ちなみに、何でシルナが異常なチョコレート好きなのかと言うと、それは作者の私が異常なチョコ好きだからです。

これを書いている本日の昼食も、チョコテリーヌなんだぜ。自作のな。

ちなみにシルナが食べたがっている、ヴィクトリアサンドイッチというのは、スポンジケーキにベリーのジャムを挟んだケーキらしいです。

美味しそ。

果たして次回作でシルナは、このケーキを食べることが出来るのか。

見ものですね。

…いや、普通に本編を楽しんでください。



次はイレースちゃん…と言いたいところですが。

さっきチラッと口にしたことですし、珠蓮の紹介をしましょうか。

言うまでもなく、クロノスタシスⅣから初登場の新キャラになります。

流浪の封印の守り人、寿木珠蓮さんです。

名前はとても気に入っています。特に名字。

今まで何度も使っていますし、前にも言ったことがある気がしますが。

私は「蓮」の字が好きです。

リアルだと名前負けしそうな字ですが、こういうときこそ、フィクションを利用していこう。

初登場時は、よもや敵か!?と思わせておいて。

実は全然敵じゃなかったという、ちょっとお茶目さんな珠蓮です。

本編を読むと分かるように、ほぼ全ての魔法を無効化する能力を持つ、賢者の石というチートアイテムの使い手。

賢者の石って、いかにもじゃないですか。王道ファンタジーっぽくて。

これ書きたかったんですよ。

しばらく、異国の不穏な暗殺者集団との戦いが続いてましたから。

そろそろ、王道ファンタジーに戻りたかったんです。

もともとは、多分地球儀くらいの大きさの石(結構デカいな…)なんですが。

本編ではそれを11等分して、『サンクチュアリ』なる魔導師排斥者者の集団の手に渡っています。

ドラゴ●ボールにしては、数が多いな。

それぞれの欠片を管理するのに、作者が一番困ってました。

砕いた欠片だけでも、かなりの力を持っているという。本当にチートアイテムだ。

シルナが最初、賢者の石を魔封じの石と呼んでいたのは、「賢者」と名のつくものを思い出したくなかったからです。

それに、魔封じの石と言った方が、用途が分かりやすいので。

魔封じの石でもありながら、それだけで途轍もない魔力を秘めている石でもある。

ので、異次元世界を作り出したり、異次元世界と現実世界を繋ぐゲートの役割を果たしたりと、結構な万能石です。

まぁそれを使えるのは、訓練を受けた珠蓮と、その弟子だったミルツだけなんですが。

しかし今回の騒動、珠蓮がちゃんとミルツの真意を見抜いていたら、何事も起きなかったんだよなぁ、と。

今更気づきました。

あれ?珠蓮お前、色々と戦犯なのでは…?

いやいやあなた、珠蓮はほら、イケメン枠って設定なので。

イケメンなら何をしても許され…る訳ではないけど、許してあげてください。

ちゃんとシルナ達を手伝って、責任取ってますから。

ぶっきらぼうでクールな風に見えて、実は結構面倒見が良くて優しい人です。

ミルツちゃん、許してあげてましたしね。

まぁ、勘違いでシルナと羽久を襲ったり、ミルツちゃんの真意を見抜けなかったり、若干抜けてるところもあるんですが。

イケメンだから。許そう。

珠蓮はこれまでの登場人物と違って、シルナの味方ではありますが、ルーデュニア聖王国に腰を落ち着けることはありません。

彼は彼で、流浪の旅を続けています。

が、便利アイテム賢者の石の欠片を使って、いつでも連絡を取り、必要なときは助っ人に来てくれます。

まぁお前戦犯だからな。それくらいはしてあげろよ。

そんな訳なので、多分次回作でも登場するであろう珠蓮さんのことを、皆様宜しくお願いします。

イケメンなので。はい。イケメンは覚えておくに値しますよ。



はい、じゃあついでに、そんなイケメンの弟子、ミルツちゃん。

ついでって何だよ。一応今作の黒幕だぞ。覚えとけよ。

この子はかつてのクュルナちゃんと同じく、魔導師でありながら、魔導師排斥論者でもあります。

魔法は天から与えられた力なのだから、個人の為ではなく、全ての人に平等に使われなければならない、という考えの持ち主です。

間違ったことは言ってないですが、魔導師の地位が高いルーデュニア聖王国では、異端と見られてしまっています。

賢者の石という、魔導師の傲慢から作られた魔法道具を、珠蓮の弟子として間近に見ていたからこそ、このような考えになったのではないかと思います。

ミルツちゃん、君、やり方が間違ってただけで、思想そのものは、別に危険でも何でもないから。

もっと正しい場所で、正しいやり方で活動して欲しいですね。

珠蓮も、それを望んでいそうです。

今作は、『アメノミコト』みたいに「これぞ悪!!」みたいな悪役がいないので、誰を責めたら良いのか分かりませんね。

責める人がいないや。

まぁ、そういうときもあります。
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