ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「ふうん、じゃあ食べてみるよ。ありがたき糧を」

 ミメットはスプーンで豆腐をすくって、ぱくっと食べた。そして「……甘い。これは……」と呟くと、またひと口食べる。

「これは、なんて言ったらいいのかわからないけど、すごく美味しいよ!」

 エリナもぱくっといってから、ほっぺたを押さえた。

「んんんんー、出来立てのお豆腐、美味しいにゃん! すごいにゃん! 濃くて甘くてお豆腐の美味しさが口に広がってぷるんとつるんとふわんと」

 叫んだ子猫だが、途中で口を閉じてもうひと口食べる。そして「んんんんんんんーっ!」とにやけ顔になって味わった。

『これはスーパーの安売り値引き品のお豆腐とはぜんっぜん違う! 今まで食べていたお豆腐はなんだったの? なにこれ、信じられないくらいに美味しいんですけど! わたしたち、すごいものを作り出しちゃったのかもしれない!』

 スカイヴェン国で取れる上質な大豆に、フィフィール国の海から取れた琥珀色の最高のにがり、そして豆腐作りをするために生まれてきたようなゴリラのガットンのがんばりが合わさって、とんでもなく美味しい豆腐が誕生したのであった。
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