ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「それでは、型に流してできあがったお豆腐の味見をするにゃん! ……しましょう」

 テンションが上がって、甘えん坊の子猫の口調になってしまったエリナは、顔を赤くして言い直した。

「エリナ、気にしなくていいよ。エリナくらいの子猫はにゃんにゃん言いながら育つものだし、子犬はクンクン言って育つんだからさ」

 ミメットが笑いながら「それが猫族の習性だからね。きっとおすましヴォラットも、子豹の時はみーみー鳴いてたんじゃないかな」と言ったので、エリナは『ええっ、みーみー鳴く子豹? うわあ、見たかった! きっと可愛いんだろうなあ、モフモフッとした黒い豹のチビさん……ううう、抱っこしたい』と身悶えそうになった。

 彼女の指示でガットンが豆腐を四角く切り分けて、青弓亭にあるありったけの鍋の中に張った冷たい水の中に入れた。予想外にたくさん豆腐ができてしまったようだ。

 エリナは「せっかくだから、たくさん食べちゃうにゃ」と、あっという間に子猫に戻った口調で言うと、にゃんにゃん鼻歌を歌いながら一人当たり半丁くらいの豆腐を器に入れた。
 日本にいた時には、毎日と言っても良いほどに豆腐を食べていたエリナにとって、これはまさにソウルフードなのである。興奮してしまうのは仕方がないのだ。

< 112 / 234 >

この作品をシェア

pagetop