ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「あっ、確かにそうですね!」

 豆腐作りが大成功だったのではしゃいでしまっていたエリナは、ミメットの忠告を聞いてはっとした。

「姉さん、ありがとうございます。わたしったら、食い意地が張っててそこまで気が回りませんでした、恥ずかしいにゃん」

 子猫の耳がへにょっとしてしまったので、ミメットは慌てて「いやいや、あたしたちの誰も気がついてなかったんだから、それは仕方がないさ。いくらしっかりしていてもエリナとルールーはまだ子どもだからね、そこは大人がフォローしてやらないと」とエリナの頭を撫でた。

「エリナさん、水に浸した大豆がまだありますか?」

「はい、冷蔵庫に予備の大豆が用意してあります」

「さすがっすね! なら、俺、もう一度作りますよ。というか、コツを忘れないように作りたいっす!」

 頼もしいゴリラが胸をドンと叩いて言った。

「よかったです、まだひと鍋分、念のために水に漬けてあるんです」

「さすがっすね、では、任せるっす!」

 というわけで、無尽蔵のゴリラの体力で追加の汲み上げ豆腐が無事に作られて、配達人、いや、諜報部員の手で王宮に届けられたのであった。
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