ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「エリナ、どうした?」
ルディが素早く立ち上がり、エリナを抱き上げたので、子猫はきょとんとした顔で狼を見た。
「にゃ?」
「なぜ泣く?」
片手でエリナを抱きながら、彼は親指の先で彼女の涙を拭う。けれど、笑顔のエリナの目からは次々と涙の粒が溢れてくる。
笑っているのに泣いている子猫を見て、皆はショックを覚えた。
けれど、当のエリナは怪訝そうに「泣いてないですよ?」と首を傾げる。
「わたしは泣いてなんか……あれ?」
自分の顔に触れたエリナは、ようやく溢れる涙に気づいた。
「あれ、おかしいにゃん、なんでだろう? わたしは……なんで泣いてるにゃ? 今、とっても幸せだなって思っただけなのに……」
「幸せ、なのか?」
「はい。だって……ひとりじゃないから。お豆腐は、いつも暗くて寒いところで食べていたのに……ひとりぼっちで……寂しいけど……食べないと死んじゃうから……ちょっと古くなったお豆腐……腐ってないかちゃんと確かめないとおなかを壊すから……病気になっても助けてくれる人がいないから、気をつけないとひとりぼっちで死んじゃうから……」
笑顔のままで続けるエリナの話の異常さに、『この子猫はどんな生活をしていたんだ?』と皆の心が凍りそうになる。
ルディが素早く立ち上がり、エリナを抱き上げたので、子猫はきょとんとした顔で狼を見た。
「にゃ?」
「なぜ泣く?」
片手でエリナを抱きながら、彼は親指の先で彼女の涙を拭う。けれど、笑顔のエリナの目からは次々と涙の粒が溢れてくる。
笑っているのに泣いている子猫を見て、皆はショックを覚えた。
けれど、当のエリナは怪訝そうに「泣いてないですよ?」と首を傾げる。
「わたしは泣いてなんか……あれ?」
自分の顔に触れたエリナは、ようやく溢れる涙に気づいた。
「あれ、おかしいにゃん、なんでだろう? わたしは……なんで泣いてるにゃ? 今、とっても幸せだなって思っただけなのに……」
「幸せ、なのか?」
「はい。だって……ひとりじゃないから。お豆腐は、いつも暗くて寒いところで食べていたのに……ひとりぼっちで……寂しいけど……食べないと死んじゃうから……ちょっと古くなったお豆腐……腐ってないかちゃんと確かめないとおなかを壊すから……病気になっても助けてくれる人がいないから、気をつけないとひとりぼっちで死んじゃうから……」
笑顔のままで続けるエリナの話の異常さに、『この子猫はどんな生活をしていたんだ?』と皆の心が凍りそうになる。