ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
 エリナは服を脱いで下着姿になると、大きなワンピースに着替えた。スカートの下には、万一下から見られても大丈夫なように、ショートパンツを履きこむ。

 ミメットが『趣味じゃないから』と、エリナにくれたお下がりのワンピースは、可愛らしい飾りやリボンやフリルがついたフェミニンなデザインのものばかりなので、空を飛ぶと目の毒な姿になってしまう。
 妖精の粉を使えば、エリナの姿は同じ妖精以外の目には見えないから大丈夫なのだが、淑女の嗜みとして気をつけているのだ。

 準備ができたエリナは、ペンダントを握りながら「我が名はフェアリナ!」と唱えた。するとドーナツ状の“妖精の環”の真ん中から七色に輝く光の渦が現れて、エリナの身体を包み込んだ。
 子猫の身体はほっそりとした少女猫へと変化していった。サラサラの黒髪が伸びてその色を雪のような白に変えていく。お尻からは長くて立派な猫の尻尾が生えて、こちらも真っ白だ。

 光が消えた時、そこには妖精猫ケット・シーである、フェアリナが立っていた。

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