ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「この部屋で、『黒き魔女の瞳』に関する情報が得られるはず……って、なんだか女怪盗かスパイみたいな感じだな」

 いくらひとりごとを言っても、妖精の粉の効果があるうちは誰にも聞こえない。しかし、大きな窓から部屋を覗き込もうとしたフェアリナは「あっ、いけない」と頭を引っ込めて、両手で口を押さえた。

『ルディさんにはわたしの姿が見えちゃうし、声も聞こえちゃうんだっけ。まだわたしが妖精猫だということを話す勇気が出ないな……』

 フェアリナが妖精獣だということは、いつかルディに打ち明けるつもりだったのだが、フェアリナは『今は無理』と思った。
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