ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
エリナの元気がないのは、ルディが王宮に泊まり込みで仕事をしているからではない。まあ、フェンリルの素敵な尻尾としばらくはご無沙汰しなければならないのは悲しいが……それよりも、この国の守護妖精として、事態の把握をしなくてはならないのに、それが上手くいかないからだ。
『ジャジャーン、子猫のエリナの正体は、妖精のフェアリナでしたー! って、ルディさんに言っちゃう?……いやいや、それだけはぜっっったいに無理! ううん、どうしたら自然に王宮に入り込めるだろう……』
子猫は悩みつつも、今夜の定食で出すポークカレーを煮込む。
玉ねぎ、にんじん、じゃがいもに、完熟トマトも入れて野菜のコクを引き出したカレールーに、ことこと煮込んだ豚肉を噛むとじゅわっと口に広がる濃い旨み。
みんなが大好きで、大きな鍋に三つ作ってもあっという間に売り切れてしまう、青弓亭の名物だ。
あまりにも評判が良くてリクエストが多いので、エリナもミメットも、何も考えなくても勝手に手が動いて作ってしまうほどに作り慣れているメニューなのである。そのため、子猫の頭の中では『妖精フェアリナ、カミングアウト大作戦!(ただしどれも役に立たない)』なるものがぐるぐると巡っていた。
『ジャジャーン、子猫のエリナの正体は、妖精のフェアリナでしたー! って、ルディさんに言っちゃう?……いやいや、それだけはぜっっったいに無理! ううん、どうしたら自然に王宮に入り込めるだろう……』
子猫は悩みつつも、今夜の定食で出すポークカレーを煮込む。
玉ねぎ、にんじん、じゃがいもに、完熟トマトも入れて野菜のコクを引き出したカレールーに、ことこと煮込んだ豚肉を噛むとじゅわっと口に広がる濃い旨み。
みんなが大好きで、大きな鍋に三つ作ってもあっという間に売り切れてしまう、青弓亭の名物だ。
あまりにも評判が良くてリクエストが多いので、エリナもミメットも、何も考えなくても勝手に手が動いて作ってしまうほどに作り慣れているメニューなのである。そのため、子猫の頭の中では『妖精フェアリナ、カミングアウト大作戦!(ただしどれも役に立たない)』なるものがぐるぐると巡っていた。