ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「これはチャンスだにゃ! コレットちゃんと一緒に王宮に行って、上手く話に混ぜてもらうにゃん」

 エリナは服を大きなワンピースに着替えてから“妖精の環”を握り「我が名はフェアリナ」と唱えながら、妖精獣の姿になるように念じた。
 そして、白猫妖精になると、部屋中に妖精の粉を撒いて自分の存在感を薄くしてから、窓を開けてそこから飛び出す。

「今からなら追いつけるはず!」

 そのまま屋根から屋根へと全力疾走したお転婆なフェアリナは、「みーつけた!」とばかりに飛び降りて王家の馬車の上に着地(?)した。
 大切な人に嫌われる心配は過剰にするけれど、それ以外のことに関してはやることが大胆なフェアリナであった。もしかすると、いつも仲良しなおとぼけ妖精のクー・シーの性格が移ってしまったのかもしれない。フォーチュナが知ったら「まあ……」と言いながら仰向いてしまいそうだ。

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