ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
フェアリナ=エリナを乗せたフェンリルは、世界樹の通路をまっすぐ上に進むと空を飛んで、さらに高く駆け上った。マーレン国の森がみるみる小さくなる。
「フェアリナ……エリナを乗せていると、俺ひとりの時よりも速く飛べるな」
「二人分の力が合わさっているからですね。あっという間に雲の上です」
雲を越え、高く高く駆けのぼり、やがて宇宙空間に出た。
妖精獣は生き物ではないので、どのような場所でも存在できるのだが、二人ともまだ修行の身なので、なにもない宇宙を飛ぶのはこれが初めてで不安を感じる。
特にエリナは地球にいた時に科学を勉強していたので、大気圧のない宇宙空間に生身の人間が出たら恐ろしいことが起こるのをよく知っている。そのため『フォーチュナさんがおいでって言ってるんだから、絶対に大丈夫、大丈夫、大丈夫』と自分に言い聞かせながら、震える手でフェンリルにしがみつく。
「……あれ? 空気がないのにモッフモフだし、毛がたなびいているよ……」
妖精は、物理法則を無視する存在なのだ。
「おお、なんということだ! これが星なのか、俺たちはあんな球体に住んでいるのか」
宇宙についてよく知らないルディは、面白がって尻尾を振っている。
「ここは不思議な場所だな。とても静かだ」
「……あれ? 空気がないから無音の空間のはずなのに、わたし達は普通に会話ができているよ……?」
物理は無視なのだ!
「フェアリナ……エリナを乗せていると、俺ひとりの時よりも速く飛べるな」
「二人分の力が合わさっているからですね。あっという間に雲の上です」
雲を越え、高く高く駆けのぼり、やがて宇宙空間に出た。
妖精獣は生き物ではないので、どのような場所でも存在できるのだが、二人ともまだ修行の身なので、なにもない宇宙を飛ぶのはこれが初めてで不安を感じる。
特にエリナは地球にいた時に科学を勉強していたので、大気圧のない宇宙空間に生身の人間が出たら恐ろしいことが起こるのをよく知っている。そのため『フォーチュナさんがおいでって言ってるんだから、絶対に大丈夫、大丈夫、大丈夫』と自分に言い聞かせながら、震える手でフェンリルにしがみつく。
「……あれ? 空気がないのにモッフモフだし、毛がたなびいているよ……」
妖精は、物理法則を無視する存在なのだ。
「おお、なんということだ! これが星なのか、俺たちはあんな球体に住んでいるのか」
宇宙についてよく知らないルディは、面白がって尻尾を振っている。
「ここは不思議な場所だな。とても静かだ」
「……あれ? 空気がないから無音の空間のはずなのに、わたし達は普通に会話ができているよ……?」
物理は無視なのだ!