ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
 数日が過ぎて、フィフィール国の真珠貝商店からの返事が来た。
 エリナの行う『豆腐作り』を大変興味深く感じ、より美味しい豆腐を作るために最高級のにがりを作り、でき次第エリナのところに発送してくれるという。

「輸送代は王家がもってくれるんだろう?」

「はい。馬車のお金も試作代も、すべて国家予算でもってくれるそうなので、安心して豆腐作りに取り掛かることができますよ」

「国家予算って……でもまあ、エリナの料理なら納得だね」

 エリナが考案したとはいえ、冷凍冷蔵馬車はスカイヴェン国にその使用権がある。まだ数も少ないので、一般の者が使用するには少々お高いのだ。
 真珠貝商店はルールーの実家の店で、とても大きな商会の店舗なので馬車を使うことが可能なのだが、他の物と抱き合わせならともかく、にがりだけを早く発送するとなると輸送コストがかかってしまう。

 だが、国に認められたエリナの料理は大きな国益を生むことがほぼ決定しているし、たとえ開発に失敗したとしても、これまでの実績があるため責任は問われないのだ。
 ということで、豆腐作りが国家予算に組み込まれることを反対する者はいなかった。
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